本日から清水寺の千日詣が始まった。


  詳細はのちに。

 その前に、昨日風景をスケッチしていると、猛烈に蚊に刺された。

 これが蚊だ↓ スケッチブックに描いている最中も平気に停まるから撮影した。
すけっち9


 上半身はまったく刺さないのである。

 下半身ばかり蚊に刺された。

 上半身は白いシャツ。

 下半身はグレーのスラックス。

 グレーだと刺すのか?

 蚊の少ない脳みそで、蚊は太ももの裏を狙って刺す。

 ちゃんと自分の目が届かない太ももの裏に回って、スラックスの上から刺すんだね。

 賢いね。。



 そこでこういうものを用意しておいたのでさっそく使った。

 右がやぶ蚊をよせつけないスプレー。ケーヨーD2で購入。
 左は携帯扇風機。エディオンで購入した。

すけっち13



 携帯扇風機は、風がないときに効果を発揮するね。それ以外はあんまり効果なし。6段切替式。
ボタンを押して風量を強めることができる。首から架けるタイプは顎に向けて風が当たるようにするが、最強で使うと1.5時間しか使えない。ゆらぎ、微弱、弱、中、強、最強の6段階である。
カバーは髪を巻き込まないためであるが、短い髪には不要だ。
 シャツ自体に熱が溜まるので、胸に聴診器をあてるように直当てすると気持ちよい。

 USB充電。PCから充電する。

 で、やぶ蚊をよせつけないスプレーだが、自分の畑作業において役にたつ。
だがスケッチにおいても役だった。
 畑では周囲の土に撒くが、スケッチにおいては下半身の攻撃から守るために要らないレインコートのパンツに大量に吹きつけて、それを履いた。

 そうすると、まったく刺されなくなった。

蚊は夕方に大量に出現するから厄介である。
すけっち6


 こうゆうやり方は思いつきであるが効果は確かにあった。

人間がやってくるとそこに蚊は大量に集まってくる。

 このスプレーのジェット噴射はけっこう強いのであるが、噴射したあと、その場で蚊は一斉に退散するが、すぐ数十匹戻ってくるのである。


 だから、レインコートのパンツに直接ふきつけて、それを履くのがベストである、と考えた。

その方策は見事に効果を発揮した。


あともうひとつ。それが蚊取り線香。

すけっち7


蚊取り線香は、蚊を取りません! 蚊を追い払うだけである。


 若干の追い払う効果はあるように見えるが、それでも蚊は寄ってきますね。


↓こんな風にイーゼルに架けて使っているが、あんまり効果ないね。
すけっち8

 ここで上半身がまったく刺されない理由を考えると、白いシャツだからというのが原因であろうと思われた。

白手袋に白いシャツ姿だと、蚊は刺さない。それがわかった。


すけっち5

林のなかに真っ白い樹木を見つけたので、今回のモチーフはそこを基点とした。


 白い大木である。


近づいてみると、


すけっち10


真っ白い木だ。

 見上げると、2~30mはある。
すけっち11


 表面はすべすべしている。

乳白色の幹だ。
すけっち12

この木は、スズカケの木といって、プラタナスの1種である。

 樹皮が禿げおちてこんな白い幹が現れたのである。

こういうのを見ると昇りたくなるんだけどね。笑

 自然の造形はたとえ作られたものであっても美景である。


すけっち2


 ロードレーサーが数多く通る道でも描いている。

すけっち1


 彼らはぜんぜん景色が見えていない。

正面の道路の向こうしか見えていない人たちである。


 ま、ともかくとても暑い時期である。

 日本のコロナの感染者の数も、うなぎのぼりだ。


 それに合わせて、金価格も暴騰を続けている。

dadadadasdada


 つい先日、7000円突破したと思ったら、1か月も経たないうちに、8000円台に近づこうとしている。史上初です。こんな短期間に急上昇しているのは。


おそらく今月中に8000円に到達するでしょう。そのあとに落ちますわ。



 今、感染者が増えているのは、梅雨に難波や心斎橋などで羽目を外した連中らが大阪ではばらまいているんです。

 8月に入ると自主的に自粛するところもでてくるから、お盆明けから少しづつ減ってゆきますわ。

 これは大阪だけではなく、東京も、それから他の県も皆同じです。


 感染者はどこで感染するかのポイントがある。そこに行くから感染するんですね!

感染者は自分が行ったルートを口外したくないから、追跡調査がしにくいんです。


 要は、人間、羽目を外すからだ。だから感染する。


 この羽目を外すことを、どこかで誰かが繰り返していると、この感染者の波はずっと続くよ。収束しかかっては拡大することを繰り返す。


 どこかで断ち切らないとね。これは季節に関係なく。こうなると自然の浄化作用である紫外線も関係なくなってしまうのである。コロナもインフルエンザも自然から発生している。これを根治できるのは、自然だけである。薬は、一時しのぎにすぎない。

 慎重さを失わずに前進してゆくことだ。

 世の中には愚かな主張や考えが横行している。すべてそれらはそれらを背景を元に作られた勝手な根拠に基づく思い込みである。

 専門を背景とした専門論ではなく、人間論からの意見が必要である。

 そもそも人間論の原理原則を間違うことなかれ。

 

 この暑い時期だから、ここでちょっと背筋の凍る話を書いてみよう。


背中が寒くなり、怖さ満点である。




怪談ではなく、実話。

 八甲田山遭難事件である。


 1902年1月に起きた世界にも未だに類をみない大量遭難事件だ。


 大日本帝国陸軍は日清戦争において勝利はしたが、冬季寒冷地での苦戦した経験を踏まえ、今後起こりうるであろうロシアとの戦いに向けて、厳冬地での野戦訓練を日本各地で実施していた。

 そのうちのひとつが、八甲田山における冬山踏破訓練である。


 そこに参加する八甲田山を目指す2つの連隊があった。

 青森の第5連隊210名は八甲田の田代へ抜ける青森ルートから、弘前の第31連隊37名は大幅な遠回りをしながら田代へ抜ける弘前ルートにて行軍した。


「八甲田山」の映画では、第5連隊の連隊長と第31連隊の連隊長が互いに酒をくみかわし、田代で合流するそれぞれの計画を話し合っていたが、これはまったくの作り話である。

 これは映画の話であって、事実ではない。

 事実は、双方の連隊ともに田代で合流する計画がなかった。


 そもそも第5連隊の訓練と31連隊の訓練は、大本営からの指揮命令系統が異なり、それぞれ極秘裏に行われ、互いにそれぞれの訓練内容と時期を知らされていなかったのである。

 

 同じ時期に行軍を始めたが、第5連隊も第31連隊も、ともにお互いの行軍を知らないまんま、雪中行軍を始めた。


 31連隊を先導したマタギが語ったところによる事実は、映画とはまったく異なっている状況だった。マタギの後日談から事実が浮き彫りになったのである。
 

 夜の雪中行軍は、マタギ達の持つカンテラの灯りを頼りに31連隊が後続していた。


 猛吹雪である。連隊を休ませねばならない。そう考えた連隊長はマタギに吹雪の少ない休憩所を探すように命じた。 

 31連隊を先導する複数のマタギは八甲田の猛吹雪のなかを休憩所を求めて歩き、そこに無数の樹氷がある広い場所を見つけた。そこは吹雪が弱まっていた。

 それからマタギの棟梁は31連隊の隊長を呼び寄せた。猛吹雪のなかの行軍は極めて過酷である。軍人たちはマタギの履くかんじきを履いていない。軍の長靴で雪の中を踏みしめるために、ふとももまで雪で埋まってしまう。それでも足を抜き差ししながら歩くから、10m歩くのに1時間かかる。

 それから31連隊のすべてのメンバーは数時間かけてマタギが指定した休憩地にやってきた。

 樹氷がたくさんあった。

 それらに囲まれている開けたところだった。


 するとマタギの1人が、雪のなかに1本の棒を見つけた。


 そこに近づいて、棒を引き抜くと、それは銃だった。


 大日本帝国陸軍の村田式連発銃というライフルである。



 「・・・・・・なでこったどころに銃がおったってんだ?」


 不思議に思ったマタギが連隊長に確かめさせると、確かに銃である。

 こんな猛吹雪のなかに銃が1本突き刺さっているのは、誰か間抜けで血迷った兵士がここに来たのか?


 猛吹雪のなか連隊長は周囲を歩き始めた。


 すると向こうのほうで、マタギの闇夜をつんざく叫び声があがった。



 「うわあああ! 人だ! 人がいる!!!!」


 連隊長は雪のうえで腰を抜かしたマタギのそばまでやってきた。


 腰を抜かしたマタギは

 「見てけろ! 見てけろ!」と叫び、目をひん剥いて、彼が腰を抜かした前にある樹氷を指さした。


 連隊長は信じられない顔をした。


 樹氷の一部に人間の凍った顔があったのである。


 青白く凍った兵士の姿がそこにあった。


 雪は兵士の身体に降り積もって樹氷化していた。


 連隊長は心の底から凍りついた。


 部下たちに振り返り怒鳴った。

 「皆聞け! そこらにある樹氷をすべて調べろ!」


 31連隊のメンバーやマタギ達は手分けして、雪のなかに乱立する樹氷に近づき雪を払った。


 すると、樹氷だと思っていたのは、すべて人間だった。


 あちらこちらで部下たちの悲鳴が起きた。


隊長は周囲を見回しうめいた。

「・・・・・・こんなところに、なんでこんなに日本兵がたくさん死んでいるんだ?」

 31連隊とマタギ達は、たくさんの凍りついた日本兵に囲まれていたのである。

 部下のひとりが隊長に震えながら

 「・・・・・・引き返しましょう、 隊長。 ここは危険です。 早く!」


すると、向こうからカンテラの一団が静かに縦一列になって近づいてくる。

 彼らは、カンテラの灯りの一本の線をじっと見つめていた。


 隊長はこう思った。

 ー ここにいる日本兵たちを探しにきたのだろう ー


 隊長はカンテラの明るい灯に向かって「おおい! こっちだ! こっちだ!」と叫んだ。

 カンテラの一団は直線のまま31連隊に向かってくる。


 ゆっくりと近づいてきた縦一列の灯は、31連隊とマタギのいるところに近づいたとき、真横にズラリと延びた。

 一瞬でカンテラの灯列の直線は真横になったのである。

 彼らは息を呑んだ。

 ・・・・・・そして、カンテラの一団のすべての灯が、瞬時にすべて消えた。


 隊長以下そこにいた全員は、何も言うことができなかった。


 部下のひとりが「ここやばいです! 引き返しましょう!」


 隊長は部下たちを集め、マタギにも厳命した。


 「ここで見たことは、決して口外するな! わかったか!」


 このあと弘前31連隊は強行に雪中行軍を遂行し、真夜中、無事に田茂木野に到着し、民家にて食事をとったあと、そのまま青森へ向かった。それから2日後に、弘前市郊外にある連隊の屯永地に到着した。

 そこで、同時期に八甲田山踏破のために青森ルートから登っていた第5連隊の存在を知ることになる。


 青森歩兵第5連隊210名が八甲田山から戻ってこない、という話である。


 弘前31連隊が八甲田山の山のなかで見た兵士たちとは青森ルートから踏破しようとした第5連隊の兵士たちであった。


 彼らは雪のなかで遭難していた。

 マタギや31連隊の面々は、第8連隊の樹氷を見ていたのだ。



 しかも彼らは怪現象まで見てしまった。


 あとで知らされた話によると、青森第5連隊は誤ったルートで八甲田山を無理に踏破しようとし、そこで210名の兵士のうち、199名が凍死した。


・・・・・・というマタギから聴いた不思議なお話。


matagikidann

Amazon マタギ奇談 狩人たちの奇妙な語り



 次。

 本日、清水寺の千日詣に行ってきた。


 マンモス展は来週以降に変更した笑。9月までやっているからまだまだ時間がある。


 前に千日詣に行ったときにもらったお札を新しくしようと思っただけである。


 2


そこそこの人出であった。


 暑い時期であり、外国人がいるかなと思ったが、何人か見かけた。


3


4


 建物の説明は清水寺訪問記事に書いているからここでは省略する。

青龍会以来だ。ここに来るのは。


 風鈴がやかましい。これが風情である。

5

 千日詣の期間は、特別に千手観音を拝むことができる。目の前で。

6

7


 テントの中は、千日詣をする参詣者たちでにぎわっていた。

8

 もちろん、ここでも手の消毒とマスク着用は必須。


 本堂の一番奥に坐する千手観音を拝めるのは、この時期だけである。

9


もちろん撮影は厳禁。


千手観音を知らない人のために、こんな動画を紹介しよう。

 非常に美しいですね。一番前の女性の後ろにいる人間の数を数えると、たいへん驚くことになる。華麗なる演技は素晴らしいのひとこと。




 これは人間千手観音。一番前の女性は一番容姿端麗であることが大事。動きは少ないが、最も見られる容姿をしていないといけないですね。

実物はこうはなりません。


 千手観音の最寄にお札の山があり、そこから今回の分をもらった。


10


 お札をもらって清水の舞台に出る。

12


舞台はただいま工事中。

 ここよく工事しているね。


見晴らしはとてもいい。

13


真夏の緑は生え映えとしている。

13



14


15

本堂舞台からでも中を拝めるが、奥の千手観音は見えません。
16


そばにおみくじをひくところがあった。

17

1回100円。

しょうしょう占い棒が取り出しにくかったが、出てきた番号は26番。

大吉かなと思いながら、いつも大吉である。


18


コロナの世界をいやすために、大吉の数を増やしているのかもしれません。


ただ、自分はめちゃくちゃ大吉ばかり引く。


もともと運がとてもいいからなんでしょう。有難いことばかりである。

笑。


19


本堂を出て、地主神社へ行こうとしたら、入れなかった。。

20


そのままぐるっと回る。


21


阿弥陀堂。
22



から見た、清水の舞台。


23


それからぐるっと回って清水舞台の正面図。


24


それから音羽の滝。

25


それから真下にきて清水の舞台を見上げる。



26


清水寺を出て、三年坂へ。

28

そこそこの人出である。

店はもちろん全開である。

それから自分の好きな梅干し屋さんが美術館の近くにある。



29

梅干し専門店!

高いけどおいしい。 祇園に本店がある。

一粒一粒丁寧に箱に入っているのもある。